Core i5のマザーボード選びで迷ったら「B760のDDR4」一択な理由!H610との差額はランチ1回分

「よし、CPUはコスパ最強のCore i5-13400Fにした。グラボもRTX 4060で決まりだ!」
そう意気込んで構成を練り始めたのに、マザーボードの選択画面で指が止まってしまっていませんか?

「Z790? B760? H610? そもそもDDR4とDDR5って何が違うんだ…?」

謎のアルファベットと数字の羅列に圧倒され、「どれを買えば動くのか」「無駄に高いものを買わされていないか」、あるいは「安物を選んで失敗しないか」という不安で、せっかくの自作PCへのワクワク感が萎んでしまっているかもしれません。

その気持ち、痛いほどよくわかります。
マザーボード選びは、自作PCにおいて最も「地味で難解」なパートです。しかし、ここで選択を誤ると、後で取り返しのつかない後悔をすることになります。

でも、もう迷う必要はありません。
Core i5-13400FやRyzen 5クラスのCPUを選ぶあなたにとって、正解はたった一つ。「B760チップセット」の「DDR4対応版」を選ぶこと。 これだけです。

この記事では、なぜ「B760 DDR4」が最強の最適解なのか、そしてなぜ「一番安いH610」を選んではいけないのかを、包み隠さずお話しします。これを読めば、あなたは自信を持って「賢い選択」ができるようになりますよ。


なぜ「一番安いH610」ではダメなのか?1,500円ケチると後悔する理由

「CPUがCore i5なら、一番安いH610チップセットのマザーボードでも動くし、性能も変わらない」
ネット上にはそんな意見も散見されます。確かに、CPUを動かすだけならH610でも可能です。

しかし、私はあえて強い言葉で言わせてもらいます。ゲーミングPCを作るなら、H610だけは避けてください。
なぜなら、H610を選ぶと、近い将来に「ストレージ不足で詰む」可能性が極めて高いからです。

その最大の理由は、「M.2スロット(SSDを挿す場所)」の数にあります。
H610マザーボードの多くは、コストカットのためにM.2スロットが「1本」しかありません。対して、一つ上のグレードであるB760マザーボードは、基本的に「2本以上」備えています。

「最初は1TBのSSDを1本挿すから、スロットは1つで十分でしょ?」
昔の僕もそう思っていました。でも、最近のゲームの容量(ゲーム容量)を知っていますか?

  • Call of Duty: Modern Warfare III: 約149GB
  • Final Fantasy XVI: 約170GB

OSを入れて、これらの大型タイトルを数本インストールしただけで、1TBのSSDなんてあっという間に真っ赤(容量不足)になります。
その時、M.2スロットが1本しかないH610を使っていたらどうなるでしょう? 新しいSSDを増設したくても、挿す場所がないのです。

結果、OSが入ったメインのSSDを丸ごと買い替えてデータを移行するか、マザーボードごと買い換えるという、とてつもなく面倒でお金のかかる作業を強いられます。これが、私が恐れる「詰み」の状態です。

マザーボード選びでは、今の必要数だけでなく「将来必ず足りなくなるもの」を一つ確保してください。それが「2本目のM.2スロット」です。なぜなら、CPUやメモリは後から交換できても、スロットの数だけは物理的に増やせないからです。「あの時ケチらなければよかった」という後悔は、自作PC初心者あるあるの筆頭です。

結論:Core i5 + RTX 4060には「B760 DDR4」が最強の最適解

では、具体的に何を選べばいいのか。
私が推奨する「B760チップセット」について解説します。

B760は、H610(下位)とZ790(上位)の中間に位置するグレードです。
このグレードは、H610と比較してM.2スロットなどの拡張性が大幅に強化されている一方で、Z790のような過剰なオーバークロック機能は省かれています。

そして最も重要なのが「価格差」です。
実は、最安クラスのH610と、コスパの良いB760マザーボードの価格差は、わずか1,500円〜2,000円程度しかありません。

Core i5-13400F構成におけるチップセット比較(2024年時点の実勢価格)

チップセット 実勢価格 M.2スロット数 おすすめ度 理由
H610 (梅) 約11,500円〜 1本 (危険) 安いが拡張性なし。1,500円差で将来詰むリスクあり。
B760 (竹) 約13,000円〜 2本以上 (安心) ここが正解。 H610とほぼ同額で拡張性が倍増。
Z790 (松) 約28,000円〜 3〜4本 高すぎる。Core i5にはオーバースペックで無駄。

いかがでしょうか。
H610と比較対象であるB760の価格差は、たったのランチ1回分です。
この少額の投資で、将来「SSDが挿さらない!」と絶望するリスクを回避でき、さらに電源回路(VRM)の設計もしっかりしたものになります。

「一番安いやつ」ではなく、「一番コスパが良いやつ」を選ぶ。それがB760です。


「DDR5」はまだ早い?予算2万円以下ならDDR4で全く問題ない

次に迷うのがメモリの規格、「DDR4」にするか「DDR5」にするか問題です。
「最新のDDR5の方が速いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、予算重視の構成なら「DDR4」を選んでください。

理由はシンプルで、Core i5-13400FとRTX 4060の組み合わせでは、DDR4とDDR5のゲーム性能差はほとんどないからです。

TechPowerUpなどの詳細なベンチマークデータを見ても、このクラスの構成でのフレームレート(FPS)の差はわずか数%程度。体感できるレベルではありません。
出典: Intel Core i5-13400F Review – DDR4 vs. DDR5 – TechPowerUp, 2023

一方で、メモリ本体とマザーボードの価格は、DDR5版の方が合計で5,000円〜10,000円ほど高くなります。
性能がほぼ変わらないのに、1万円近く多く払うのはもったいないですよね。

その浮いた1万円で何ができるでしょうか?
SSDの容量を1TBから2TBに増やすことができます。 ゲーム体験においては、メモリの規格をDDR5にするよりも、DDR4という代替手段を選んでストレージを増やす方が、はるかに満足度は高いはずです。


よくある質問:Wi-Fi付きやメーカー選びはどうする?

最後に、購入直前によくある細かい疑問にお答えします。

Q. Wi-Fi付きモデルにした方がいいですか?
A. 自宅でLANケーブルが届かないなら、最初から「Wi-Fi内蔵モデル」を買ってください。
デスクトップPCにはWi-Fi機能がないのが基本です。後からUSBタイプのWi-Fi子機を付けることもできますが、通信が不安定になりがちです。内蔵モデル(製品名に「AC」や「WIFI」と付くもの)は2,000円ほど高くなりますが、安定性は段違いです。

Q. サイズはATXとMicroATX、どっちがいい?
A. PCケースに入るなら、安い「MicroATX」でOKです。
マザーボードには大きさの規格があります。

  • ATX: 大きい。拡張性が高いが高い。
  • MicroATX (m-ATX): 少し小さい。安くて種類が豊富。

B760マザーボードの売れ筋はMicroATXです。あなたが選んだPCケースがMicroATXに対応しているなら(ほとんどのミドルタワーケースは対応しています)、迷わずMicroATXを選んで大丈夫です。


まとめ:Core i5なら「B760 DDR4」で賢く組もう

ここまでの話をまとめます。Core i5-13400Fで組むあなたが選ぶべきマザーボードの条件は以下の通りです。

  1. チップセットは「B760」(H610との差額はランチ1回分!)
  2. メモリ規格は「DDR4」(浮いたお金でSSDを増やそう)
  3. サイズは「MicroATX」(安くて十分な機能)

この条件で検索すれば、ASRockやMSIなどのメーカーから、13,000円〜15,000円前後の「正解」の製品が見つかるはずです。

「どれでもいい」とH610を選んで将来詰むことも、「何となく良さそう」とZ790を選んで予算オーバーすることも、もうありません。
あなたは今、論理的に最も賢い選択ができる状態です。

さあ、自信を持って「B760 DDR4」のマザーボードをカートに入れてください。
浮いた予算で、やりたかったあの新作ゲームをもう一本買いましょう!


[参考文献リスト]

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