「ゲーミングPC、高すぎ……」
友人に誘われた『Apex Legends』や『Valorant』。ワクワクしながら自分のノートPCにインストールしてみたものの、カクついてまともに動かない。
「やっぱりゲーミングPCが必要か」と思い立って検索してみれば、画面に並ぶのは20万円、30万円という絶望的な数字ばかり。
「たかがゲームのために20万も出せないよ……」
そう諦めかけていませんか?
しかし「20万円出さないとまともなPCは買えない」なんて、メーカーが作った幻想です。
実は、PC業界には「中身(CPUやGPU)は全く同じなのに、ロゴ代と広告費で3万円高く売られているPC」が山ほどあります。
逆に言えば、「見た目」と「広告」さえ妥協すれば、予算15万円以下で最新ゲームがヌルヌル動く新品PCは手に入るのです。
この記事では、広告費たっぷりの有名メーカーではなく、中身のスペックに全振りした「プロが選ぶコスパ最強メーカー」と、初心者が絶対に踏んではいけない「地雷スペック」を、忖度なしで暴露します。
【警告】「安さ」だけで選ぶと詰む?初心者が踏む3つの地雷
まず最初に、あなたに釘を刺しておかなければなりません。
「安ければ何でもいい」という思考でPCを選ぶと、「安物買いの銭失い」という最悪の結果を招きます。
特に、以下の3つの地雷は、初心者が最も踏みやすい罠です。これらだけは絶対に避けてください。
地雷1:フリマアプリの「格安ゲーミングPC」
「Core i7搭載!爆速SSD!たったの3万円!」
メルカリやヤフオクでこんな出品を見かけたことはありませんか?
これらは、10年前のオフィス用PCに安いグラフィックボードを挿しただけの「産業廃棄物スレスレ」の代物です。
CPUの世代が古すぎてWindows 11に対応していなかったり、最新ゲームが起動すらしなかったりします。中古PCのリスクは、初心者が背負えるレベルではありません。
地雷2:RTX 3050搭載モデル
新品BTOの中で「最安」を謳うモデルによく搭載されているのが、GeForce RTX 3050というGPU(グラフィックボード)です。
しかし、数千円~1万円上乗せすれば買えるRTX 4060と比べると、その性能差は絶大です。
RTX 3050では、最新ゲームを快適に遊ぶには力不足になる場面が多く、すぐに買い替えたくなるでしょう。RTX 3050とRTX 4060は、価格差は小さいですが性能差は圧倒的です。ここをケチるのが一番の損です。
地雷3:メモリ8GBの罠
「とにかく安く見せる」ために、メーカーがよくやる手口がメモリ8GBです。
現代のゲームはメモリを大量に消費します。さらにDiscordで通話したり、ブラウザで攻略サイトを開いたりすれば、8GBではすぐにパンクします。
ゲーム中に画面が固まるストレスを味わいたくなければ、メモリ16GBは絶対条件です。
広告費ゼロの穴場!「駿河屋」と「FRONTIER」が安すぎる理由
では、地雷を避けた上で、どこで買えばいいのか?
私が推奨するのは、広告費を極限まで削っている「FRONTIER(フロンティア)」と「駿河屋」です。
「えっ、フロンティアはともかく、駿河屋ってあの中古ショップの?」
そう思ったあなた、鋭いですが半分正解で半分間違いです。
駿河屋:広告費ゼロ、見た目ゼロ、中身ガチ
実は駿河屋は、新品パーツを使ったBTOパソコンも販売しています。
なぜ安いのか? 理由はシンプルです。
駿河屋は、派手なテレビCMも打たなければ、プロゲーマーとのコラボもしません。さらに、PCケースも汎用的な(正直ダサい)ものを使っています。
その浮いたコストが、すべて「製品価格の安さ」に還元されているのです。
「箱なんて机の下に置くから見えなくていい。中身が新品で高性能ならそれでいい」という合理的なあなたにとって、これ以上の選択肢はありません。
FRONTIER:セール時期の異常な破壊力
一方、FRONTIERは通常価格はそこそこですが、セール時期になると豹変します。
特に月末や決算期(3月・9月)の「台数限定セール」は、赤字覚悟で在庫パーツを処分しているのではないかと疑うレベルの安さを叩き出します。
FRONTIERのセール時期を狙い撃ちすることで、通常価格より2~3万円安く買うことが可能です。
もちろん、安さには理由があります。
これらのメーカーは、電源ユニットなどの目立たないパーツでコストカットをしています。
しかし、それは「最高級品ではない」というだけで、「すぐに爆発する」ような粗悪品ではありません。普通にゲームをする分には全く問題ないレベルです。
予算10〜15万円で狙うべき「黄金構成」はこれだ
理屈はわかりましたね。では、具体的にどのパーツ構成を選べばいいのか?
予算15万円以内で、『Apex Legends』や『Valorant』で144fpsを出し続けられる「黄金構成」を提示します。
これ以下のスペックに妥協してはいけません。これが、快適なゲーミングライフの最低ラインです。
- CPU: Core i5-12400F (または Ryzen 5 5600)
- GPU: GeForce RTX 4060
- メモリ: 16GB (8GB×2枚)
- SSD: 1TB (NVMe Gen4推奨)
予算15万円での「黄金構成」vs「妥協構成」比較
| パーツ | 推奨:黄金構成 | 非推奨:妥協構成 | 理由 |
|---|---|---|---|
| CPU | Core i5-12400F | Core i3 / 古いi7 | ゲームとDiscord同時起動ならi5が必須ライン。 |
| GPU | RTX 4060 | RTX 3050 / GTX 1660S | RTX 4060なら最新ゲームも動く。3050は安物買いの銭失い。 |
| メモリ | 16GB (8GBx2) | 8GB (8GBx1) | 8GBはカクつきの原因。後から増設する手間もコストも無駄。 |
| SSD | 1TB | 500GB | 最近のゲームは1本で100GB超えも。500GBはすぐ埋まる。 |
| 相場 | 11万~13万円 | 9万~10万円 | たった2万円の差で、性能寿命が数年変わる。 |
この構成なら、フルHD画質で『Apex』などの人気タイトルをヌルヌル動かせます。
駿河屋の新品BTOや、FRONTIERのセール品なら、この構成が11万円〜13万円台で見つかるはずです(時期によりますが)。
大手メーカーで同じ構成を買おうとすると、平気で15万円を超えてきます。この差額で、ゲーミングモニターやマウスを買うのが正解です。
【Q&A】壊れやすい?サポートは?安物BTOのリアルな疑問
最後に、購入ボタンを押す直前の「震え」を止めましょう。
安いBTOパソコンに対するリアルな不安に、ぶっちゃけて答えます。
Q. 安いメーカーのPCは壊れやすい?
A. 中身は大手と同じなので、壊れやすさは変わりません。
CPUはIntel、GPUはNVIDIA。これらは世界中どこで買っても同じものです。
安いメーカーだからといって、CPUが腐っているわけではありません。初期不良に当たる確率は、ドスパラでも駿河屋でも運次第です。
Q. サポート対応が悪いって聞くけど?
A. 正直、大手ほど手厚くはありません。
電話が繋がりにくかったり、修理に時間がかかったりすることはあります。
でも、考えてみてください。その「手厚いサポート」の人件費を払うために、PCが高くなっているのです。
「困ったら自分でググるから、その分安くしてくれ」というスタンスこそが、安く買うための資格です。
Q. 本当に新品? 中古パーツ混ざってない?
A. 「新品」と明記されているBTOなら100%新品です。
駿河屋などは中古パーツも扱っていますが、BTOパソコン(組み立て済みPC)として売られている新品モデルには、中古パーツは混ざりません。安心してください。
見た目より「中身」。賢い選択でゲームを始めよう
あなたが欲しいのは、机の上で虹色に光るインテリアですか?
それとも、ラグやカクつきに邪魔されず、フレンドと一緒にチャンピオンを取れる「最高のゲーム環境」ですか?
もし後者なら、選ぶべき道は決まっています。
広告費とブランド料にお金を払うのは今日で終わりにしましょう。
駿河屋の質実剛健なBTOか、FRONTIERの爆安セール品。
このどちらかで、賢く「中身」だけを手に入れてください。
浮いた3万円で、144Hzのモニターと、プロゲーマーも使う高性能マウスを買いましょう。
そうすれば、あなたのゲーム体験は20万円のPCを買った人と同じ、いや、それ以上になります。
在庫がなくなる前に、今すぐチェックすることをおすすめします。
[参考文献リスト]
