「とりあえず動けばいい」と思って選んだPCで、Apexを起動したら画面がカクカク——そんな経験はないでしょうか。あるいは逆に、「安いやつでも大丈夫かな」と不安なまま購入を先送りにしている方もいるかもしれません。
じつは多くの方が迷っているのは「値段」ではなく、「どのスペックなら後悔しないか」という判断基準が見えないことです。スペックの言葉が難しく、比較しようとしても何を見ればいいかわからない。そういう状態で高額なPCを買うのは怖いし、安すぎるものを選んでも不安が残る。
この記事では、Apexが快適にできる安いゲーミングPCを選ぶための判断基準を、スペックの読み方から予算の考え方まで順を追って解説します。読み終えるころには、自分に必要なPCのイメージが自然と固まっているはずです。
まず知っておきたい:Apexの「快適」には段階がある
ゲーミングPCを選ぶとき、最初に理解しておきたいのが「快適さにはレベルがある」という事実です。同じApexでも、「とりあえず動く」「60fpsで遊べる」「144fpsで競技レベルのプレイができる」では、必要なPCのスペックがまったく変わります。
この前提を知らないまま「安いPC」を選ぶと、買ってから「あれ、思ったより映像がなめらかじゃない」となりがちです。逆に言えば、自分がどのレベルで遊びたいかを先に決めておくだけで、選択肢がぐっと絞り込まれます。
まずはApex Legendsの公式が定める動作環境と、現実的に「遊べる」と感じられるスペックの違いを確認しておきましょう。
| スペックの段階 | 想定FPS | プレイ感 |
|---|---|---|
| 最低動作環境(公式) | 30fps前後 | 動くが、カクつきがあり快適とは言えない |
| 推奨動作環境(公式) | 60fps前後 | 普通に楽しめる。ただし競技シーンでは不利な場面も |
| 144fps対応(実用レベル) | 144fps以上 | 動きがなめらかで、エイムの精度が上がりやすい |
| 240fps対応(競技レベル) | 240fps以上 | プロ・ストリーマー水準。フルHDで高い勝率を狙える |
Apex Legendsでは、他のプレイヤーも144fps以上が出る環境でプレイしている方が多いため、公式の推奨スペックより高い性能を持つPCの方が実際には有利になりやすいとされています。 つまり、「安い=推奨ギリギリ」でいいとは言い切れないのです。
Apexができる安いPCに必要なスペックの正解
「安いゲーミングPC」と検索すると、さまざまなモデルが出てきます。しかし値段だけで選ぶと、後から「重要なパーツが弱かった」と気づくことになります。ここでは各パーツの役割と、Apexを遊ぶうえで妥協していい場所・してはいけない場所を整理します。
GPU(グラフィックボード):一番妥協してはいけない部分
ゲームの映像処理を担うGPUは、フレームレートに直結するパーツです。 Apex Legendsでは、グラフィック処理を行うGPUの性能がfpsを大きく左右します。CPUが高性能でもGPUが弱ければ、描画が追いつかずラグやカクつきが発生します。
コスパを重視するなら、RTX 3050やRadeon RX 7600あたりを搭載したモデルがねらい目です。これらのGPUなら、フルHD画質で平均100fps前後を安定して出すことができます。 144fps以上を目指すなら、RTX 4060以上を選ぶのが現実的な選択肢になります。
公式の推奨スペックにはGTX 970やR9 290相当のグラボが必要と書かれており、加えてVRAM(ビデオメモリ)は8GBが欲しいとされています。 ただし、これは「60fps動作」を想定した数値です。現在の水準に合わせるなら、より新しい世代のGPUを選ぶ方が長く使えます。
CPU(プロセッサー):ボトルネックにならない水準を選ぶ
Apexは他のゲームと比べてCPUへの依存が比較的低いと言われていますが、だからといって極端に弱いCPUでは別のボトルネックが生まれます。 Apexを快適に遊ぶためのCPUとしては、第11世代のCore i5以上のスペックであれば問題はありません。
高リフレッシュレートでのゲームプレイを想定するなら、Core i5-14400とGeForce RTX 5060の組み合わせが最低ラインとされており、これくらいの性能があれば144Hzも目指すことができます。
メモリ・ストレージ:見落としがちだが意外と重要
メモリは「多ければ多いほど安定する」というパーツです。 メモリはバックグラウンドで行われている処理などによって使われるので、推奨スペックにぴったり合わせている状態では不足することがあります。メモリは16GB以上を目安にするのがおすすめです。
ストレージはSSD(特にNVMe対応)を搭載したモデルを選ぶと、ゲームの起動や読み込みが速く、快適さが大きく変わります。HDDのみのモデルは安くても、プレイ体験で後悔しやすい点に注意が必要です。
| パーツ | 最低ライン(動作) | 推奨ライン(60fps) | 実用ライン(144fps+) |
|---|---|---|---|
| CPU | Core i3-6300相当 | Core i5-3570K / Ryzen 5相当 | Core i5-14400以上 |
| GPU | GT 640相当 | GTX 970 / RX 7600相当 | RTX 4060以上 |
| メモリ | 6GB | 8GB | 16GB以上 |
| ストレージ | HDD可 | SSD推奨 | NVMe SSD推奨 |
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit | Windows 11 64bit推奨 |
※上記スペックはEA公式が公表している動作環境および各種検証データをもとに作成しています。実際の動作はゲームのアップデートや設定により異なる場合があります。
予算別:Apexができるゲーミングポートフォリオの目安
「安い」の定義は人によって違います。5万円台から購入できるモデルもあれば、15万円前後でも「コスパがいい」と評価されるモデルもあります。ここでは予算帯ごとに、どんな体験が期待できるかを整理します。
| 予算帯 | 想定GPU | 期待できるプレイ体験 | こんな方に |
|---|---|---|---|
| 〜10万円 | RTX 3050 / RX 7600など | フルHDで60〜100fps前後。カジュアルプレイ向け | 初めてのゲーミングPC、まず試してみたい方 |
| 10〜15万円 | RTX 4060など | フルHDで100〜144fps。普段使いも余裕あり | しっかり遊びたい、長く使いたい方 |
| 15〜20万円 | RTX 5060 / RTX 4060 Tiなど | フルHDで144〜200fps。競技志向にも対応 | ランクマッチに本気で取り組みたい方 |
| 20万円〜 | RTX 5070以上 | 240fps超えも視野に入る。配信・録画も快適 | 配信・高フレームレート・将来の拡張を見据えた方 |
高性能なゲーミングPCは魅力的ですが価格が高く手が出しづらいことも事実です。しかし、賢く選べば「APEXができる」レベルの快適なゲーム体験を10万円以下でも実現できるとされています。 一方で、 推奨環境ギリギリを狙うと、ゲームのアップデートで対応できなくなるときが来る可能性があるため、余裕を持たせた選択が長期的に見て得策です。
安いゲーミングPCを選ぶときの3つのポイント
「安さ」だけを追いかけると、気づかないうちに重要なスペックが削られていることがあります。コストを抑えながらも「買ってよかった」と感じられるPCを選ぶには、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
デスクトップPCを選ぶ
同じ予算で比べると、ノートPCよりデスクトップPCの方が性能が高くなりやすい傾向があります。 ノートPCでのプレイを検討する際は、冷却性能やバッテリー駆動時間も考慮する必要があり、性能が不足している場合はノートPCよりもデスクトップPCの購入を検討するのがおすすめとされています。 持ち運びの必要がない方は、デスクトップを基本に考えると価格対性能の面で有利です。
BTO(受注生産型)メーカーを活用する
量販店で売られているメーカー製PCは、ゲーム用に最適化されていないことが多いです。BTO(Build to Order)とは、注文時に構成をカスタマイズできる受注生産型のPC販売方式のことです。ドスパラのGALLERIAシリーズをはじめとするBTOメーカーは、ゲーム用途に特化した構成で、同価格帯のメーカー製PCよりも高いコストパフォーマンスが期待できます。
ゲーミングPC初心者に特に注目されているのが「ドスパラ」で、公式サイトが分かりやすく、初心者でも予算に合わせて簡単にゲーミングPCを選ぶことができると評されています。
セール・キャンペーン時期を狙う
販売元のBTOメーカーやオンラインショップのセールを活用することで、通常価格よりも安くゲーミングPCを購入できます。特に年末年始・夏のボーナス時期・ブラックフライデー・決算月前後などの大型連休のタイミングで、大規模セールが実施され大幅割引で購入できる事が多いとされています。
ドスパラのセールは年に数回行われており、直接的な値引きに加えてポイント還元やプレゼントキャンペーンなど、さまざまなスタイルで展開されています。 目当てのモデルがある場合は、公式サイトをこまめにチェックする習慣をつけておくと、タイミングを逃さずに済みます。
安いゲーミングPCのメリット・デメリット
| 項目 | メリット | デメリット | 真相と対処法 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 初期投資を抑えられる | スペックが低く、数年後に買い替えが必要になる場合がある | BTOなら後からパーツ交換で延命できる。最初からGPU交換が可能な構成を選ぶと安心 |
| 性能 | Apexなど軽量なタイトルなら十分動く | 高負荷な新作タイトルや配信には不向きなことも | Apexをメインに遊ぶなら10〜15万円帯で十分。他ゲームも視野に入れるなら予算を少し上げるのが合理的 |
| 冷却性能 | コンパクトで設置しやすいモデルも多い | 長時間プレイで熱がこもりやすいモデルも存在する | エアフロー設計がしっかりしたケースを採用しているか確認する。大型ファン搭載モデルを選ぶと安心 |
| 拡張性 | 最低限の構成でスタートできる | 将来的にメモリ・SSD増設ができないモデルもある | スロット数やベイ数を確認。デスクトップのミドルタワー以上なら拡張性は比較的高い |
ドスパラGALLERIAシリーズがApex向けに注目される理由
ゲーミングPC選びで多くのユーザーが行き着く選択肢のひとつが、ドスパラのGALLERIA(ガレリア)シリーズです。BTOメーカーとして長い実績を持ち、初心者から上級者まで幅広い層に利用されています。
ドスパラのゲーミングPCブランド「GALLERIA(ガレリア)」は、Apex Legends Global Seriesへの協賛実績を持ち、Apex Legendsが快適にプレイできるに十分なスペックを満たしたモデルが評価されています。
ネット通販(公式サイト)の方が在庫が豊富で、かつWeb限定のキャンペーンや構成カスタマイズが利用しやすいメリットがあります。重いPCを持ち帰る手間もないため、公式サイトでの購入が推奨されています。
また、 ドスパラの中でもエントリー向けのGALLERIAは、最低限の性能を残しつつ学生でも購入できる価格まで抑えたゲーミングPCとして位置づけられており、ゲームの設定次第では144fpsを出力することができるとされています。
購入後のサポート体制や保証内容は機種・プランによって異なります。詳細は公式サイトにてご確認ください。
よくある質問
Q. 5万円台のPCでApexは動きますか?
動作自体は可能なケースもありますが、 必要スペックはあくまでApexを動作させるための最低限の要件であり、推奨スペックでも快適なプレイには届かないことがあります。 5万円台のPCで購入できるGPUは性能が限られており、フレームレートが安定しない・画質設定を下げる必要がある場合がほとんどです。快適に遊ぶことを考えると、予算10万円以上を目安にすることを検討してみてください。
Q. ノートPCとデスクトップPC、どちらがApexに向いていますか?
同価格帯であればデスクトップPCの方がスペックが高くなりやすく、冷却性能の面でも有利です。 ノートPCでのプレイを検討する際は冷却性能やバッテリー駆動時間も考慮する必要があり、性能が不足している場合はデスクトップPCを検討するのがおすすめとされています。 持ち運びの必要がなければ、デスクトップが第一の選択肢になります。
Q. 「144fps対応」と書かれているPCならApexで144fps出ますか?
モニター側が144Hz対応であっても、PC本体のGPUやCPU性能が足りなければ実際には144fpsが安定して出ない場合があります。 スピード感のあるゲームプレイは激しい視点移動を伴うため、CPUとGPUの性能はそれぞれ一定以上のものが推奨されます。 スペック表の数値だけでなく、GPU型番と実際のベンチマーク結果を合わせて確認することが重要です。
Q. 中古のゲーミングPCでもApexは遊べますか?
中古PCは価格が抑えられる一方、バッテリー劣化・部品の摩耗・保証がない点などのリスクがあります。初めてゲーミングPCを購入する場合は、アフターサポートが充実した新品BTOモデルの方が安心という声があります。購入する場合は出品元の保証内容を必ず確認しましょう。
Q. ApexのためだけにゲーミングPCを買うのはもったいないですか?
プレイスタイルがよく分からなければ、予算内で最高の性能を持つモデルを選ぶことで、Apex Legendsをプレイしなくなっても他のゲームや最新のゲームを快適にプレイできる汎用性が得られます。 ゲーミングPCはゲーム以外にも動画編集・配信・テレワークにも使えるため、「Apex専用」と考える必要はありません。
まとめ:自分に合ったレベルで選べば「安い=後悔」にはならない
Apexができる安いゲーミングPCを選ぶうえで、最も大切なのは「自分がどのレベルで遊びたいか」をあらかじめ決めておくことです。
- カジュアルにApexを楽しむ → 予算10万円前後、RTX 3050〜RX 7600搭載モデル
- なめらかな映像で勝率を上げたい → 予算10〜15万円、RTX 4060搭載モデル
- 競技志向・配信も視野に入れたい → 予算15〜20万円以上、RTX 5060〜4060 Ti以上
GPUを軸にしてスペックを確認し、セール時期を狙って購入するだけで、同じ予算でも得られる体験が大きく変わります。そして、初心者にとって最もリスクが低い選択肢のひとつが、Apexの競技シーンにも関わりを持つドスパラのGALLERIAシリーズです。
今の自分に合うモデルが何か、公式サイトで実際のスペックと価格を確認してみると、答えが見つかります。モデルごとの詳細スペックや最新のセール情報は、ドスパラ公式サイトにてご確認いただけます。


