「ゲーミングPCのメモリって、何GBあれば十分なの?」「DDR4とDDR5って何が違うの?」――ゲーミングPC選びで、こんな疑問を感じたことはありませんか?
メモリはCPUやグラフィックボードほど注目されがちなパーツではありませんが、容量が不足するとゲームがカクついたり、動作が不安定になったりする原因になります。快適なゲーム環境を作るうえで、メモリ選びは非常に重要な要素のひとつです。
この記事では、ゲーミングPCのメモリについて以下のポイントを詳しく解説します。
- メモリの役割と仕組みをわかりやすく解説
- ゲームジャンル・用途別のおすすめ容量(16GB・32GB・64GBの違い)
- DDR4とDDR5の違いと、今選ぶべき規格
- デュアルチャネルや動作周波数など、知っておくべき選び方のポイント
- ドスパラのBTOゲーミングPCでメモリをカスタマイズする方法
初めてゲーミングPCを検討している方から、メモリ増設を考えている方まで、この記事を読めば「自分に最適なメモリ」がわかります。ぜひ最後までご覧ください。
そもそもゲーミングPCのメモリとは?役割を理解しよう
メモリは「作業デスク」。広いほど快適に作業できる
メモリ(RAM)とは、パソコンが処理するデータを一時的に保存しておく場所のことです。よく「作業デスク」に例えられ、デスクが広ければ広いほど、多くの書類を同時に広げて作業しやすくなるイメージです。
ゲームでは、動きの速いキャラクターのアニメーションやリアルタイムの画像処理が求められます。メモリが不足していると、データの読み込みが頻繁に発生し、ゲームの動作がカクつく場合があり快適にプレイできません。
ゲーム中は、プレイしているタイトルだけでなく、ランチャーやボイスチャット、ブラウザなども同時に動作します。そのため、「ゲームだけ動けばOK」という考え方ではなく、同時に使う環境全体を想定して選ぶことが大切です。
メモリ不足が引き起こす症状とは?
メモリ容量の不足により「処理が遅い」「フリーズする」などの症状が見られることがあります。 特にオンライン対戦ゲームでは、これらの症状がプレイの快適性に大きく影響するため注意が必要です。
ゲームのパフォーマンスが低下していると感じた場合、すぐにメモリ不足だと判断せず、まずは原因を特定することが重要です。まずは、ゲーミングPCのタスクマネージャーを開き、「プロセス」からメモリの使用率を確認しましょう。ゲームのプレイ中、常にメモリの稼働率が100%に近い場合は、メモリ不足が原因の可能性が高いです。
メモリだけ増やせば万能ではない点も押さえておこう
パソコンの性能は、メモリだけでなく、CPUやグラフィックボード、ストレージといったさまざまなパーツによって決まります。そのため、それぞれのパーツの性能を最大限に引き出せるようにバランスよく構成することが大切です。
ゲーミングPCのメモリ容量おすすめ:用途別に徹底比較
メモリ容量の選び方は、「どんなゲームをどのように楽しむか」によって大きく変わります。以下の表で各容量の特徴を比較してみましょう。
| 容量 | こんな人におすすめ | 対応できる主な用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 8GB | エントリー・軽量ゲームのみプレイ | Fortnite・Apex Legends(低〜中画質) | 最新の重量級タイトルでは不足の可能性あり |
| 16GB | ゲームがメイン・標準的な使い方 | FPS・オンラインゲーム全般・ブラウジング同時利用 | 高画質オープンワールドでは余裕が少ない場面も |
| 32GB | 高画質設定・ゲーム配信・動画編集もしたい | 最新RPG・4Kゲーム・配信・3Dモデリング | ゲームのみなら過剰になる場合も |
| 64GB | VTuber・プロ配信者・クリエイター | 高品質配信・3Dキャラ運用・4K動画編集 | 一般的なゲームプレイには過剰 |
16GBがゲーミングPCの現在の標準容量
近年発売されている多くのBTO品(メーカー側がパーツを組み上げて出荷する既製品のゲーミングPC)には、16GBのメモリが標準で備わっています。そのため、現在のゲーミングPCのメモリは16GBが基準と言えるでしょう。
「Fortnite(フォートナイト)」や「APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)」などの人気のオンラインゲームは16GBのメモリがあればメモリ容量の不足を防げます。「Palworld(パルワールド)」のような最新の負荷の高いゲームでは、32GB以上のメモリを搭載することを推奨されています。
32GBが「ゲームをがっつり楽しみたい人」の安心の選択肢
最新RPGは「オープンワールド」のようなデータ処理の大きいものが流行しており、メーカーが32GBを推奨するゲームタイトルも増えてきました。将来的なゲームにも対応しやすいため、予算に余裕のある場合は32GBを選ぶのが安定と言えます。
ゲームやアプリの進化により、必要なメモリ容量は年々増加傾向にあります。現在は16GBが主流ですが、最近のゲームはより高精細なグラフィックや複雑な処理を行う傾向があり、今後もメモリの要求は高まると考えられます。そのため、長期的に快適なパフォーマンスを維持したい場合は、32GBの搭載を検討するのがおすすめです。
64GBは配信者・クリエイター向け
ゲームを高画質で配信しながら、3Dのキャラクターを動かしてVTuberとして活動したい人には、64GBのメモリが安心です。配信ではゲームに加えて、配信ソフト、キャプチャソフト、3Dキャラソフトなどを同時に動かすため、メモリ使用量が増えやすくなります。
64GBのメモリが必要な方は、プロの動画クリエイターや3Dモデリングの専門家、最新ゲームの配信者などに限られるでしょう。ゲームをメインに楽しむ方は、32GBまでを目安にすることをおすすめします。
DDR4とDDR5の違いとは?今のゲーミングPCに最適な規格を選ぼう
DDR4・DDR5それぞれの特徴を比較
最新のゲーミングPCでは、「DDR4」または「DDR5」のメモリが使われています。データ転送速度や帯域幅は「DDR5」が優れていますが、ゲームプレイにおいてはそこまで差が感じられないのが現状です。
| 項目 | DDR4 | DDR5 |
|---|---|---|
| 動作クロック(目安) | 2400〜3600MHz | 4800〜7600MHz以上 |
| 1枚あたりの最大容量 | 32GB | 128GB |
| 消費電圧 | 1.2V | 1.1V(省電力) |
| 価格 | 比較的安価 | やや高め |
| 互換性 | DDR4対応マザーボードのみ | DDR5対応マザーボードのみ |
| おすすめシーン | コスト重視・現行ゲームを楽しむ | 長く使いたい・最新環境を整えたい |
DDR4とDDR5は物理的に互換性がない点に注意
「DDR4」と「DDR5」は、物理的な形状や電気的な仕様が異なるため、それぞれに互換性はありません。マザーボード(基板)の形も異なるため、メモリの規格だけをアップグレードすることはできないので注意しましょう。
コスト重視ならDDR4、将来性重視ならDDR5
DDR4は、現在も多くのゲーミングPCに採用されている規格で、価格が手ごろで十分な性能を発揮します。一方、DDR5はDDR4の後継規格で、動作クロックやデータ転送効率が向上しているところが特徴です。
AMDは2022年9月より発売したRyzen 7000シリーズでDDR5に乗り換え済み。Intelは2024年10月に発売したCore Ultraシリーズで、ようやくDDR5のみのサポートとなりました。 このように最新CPUとのセットで考えると、これからゲーミングPCを新規購入する方にはDDR5環境のPCが向いているといえます。
ゲーミングPCのメモリを選ぶ際に知っておきたいポイント
1. デュアルチャネルで性能を最大化する
メモリを2枚1組で活用すれば「デュアルチャネル」という動作を活かすことができます。デュアルチャネルとは、同一仕様のメモリを使用することで、データ転送速度を向上させる技術です。1枚で使用するよりも帯域幅が広くなるため、一度により多くのデータを転送できます。
例えば、16GBのメモリ1枚と8GBのメモリ2枚を挿すのでは容量こそ同じですが、8GBのメモリ2枚を挿した方が最終的な性能に優れます。 16GBを目指す場合は「8GB×2枚」、32GBを目指す場合は「16GB×2枚」という構成が基本です。
2. 動作周波数(クロック速度)をチェックする
DDR4、DDR5ともにクロック速度の種類はたくさんあります。特にDDR5は、6400MHzやオーバークロックさせた7500MHzで駆動するメモリが登場してきました。クロック速度が速くなれば処理も高速になりますが 、その分価格も上昇する傾向があります。ゲーム用途であれば、DDR4なら3200MHz、DDR5なら4800〜5600MHzのモデルで十分なケースが多いとされています。
3. レイテンシ(CL値)も性能指標のひとつ
レイテンシはメモリの遅延時間を表す「CL」。数値が小さい方が性能が高いことを意味します。 ただし、クロック速度とレイテンシはトレードオフになることもあるため、総合的なバランスで判断することが大切です。
4. マザーボードとの互換性を必ず確認する
メモリの形状や規格を間違えると、物理的に取り付けられなかったり動作しなかったりするため、事前に確認することが重要です。増設を検討する場合は、パソコンの取扱説明書や公式サイトの仕様表を参考にするとよいでしょう。
5. 相性保証つきのセット品を選ぶ
メモリを増設する際は、メモリ同士の相性問題に注意する必要があります。メモリ同士の相性が悪い場合は、パソコンの動作が不安定になりやすいためです。動作検証済みで2枚1組などセット売りになっているメモリを購入することをおすすめします。
「メモリを増やせば全て解決」は誤解?よくある疑問を整理
メモリを増やしても意味がないケースもある
快適さは使用するソフトによって変わってきますので、環境によっては、あまり多くのメモリを搭載しても、あまり違いが感じられないことがあります。せっかく大容量のメモリを搭載しても、投資コストのみが嵩んでしまうという結果になりかねません。
メモリだけを増強しても、グラフィックボードやCPUがボトルネックになっている場合は、ゲームパフォーマンスが改善されないこともあります。全体のバランスを考えてスペックを選ぶことが重要です。
ゲーミングPCのメモリで「メリット・デメリット」を整理
| 内容 | 真相と対処法 | |
|---|---|---|
| メリット | 大容量ほど多くのソフトを同時に快適に動かせる | プレイするゲームや用途に合わせた容量を選ぶことで費用対効果を最大化できる |
| デメリット1 | メモリを増やすと費用が増える | 用途に合った容量(16GB or 32GB)を選べばコスト過剰になりにくい。BTOカスタマイズなら購入時に調整可能 |
| デメリット2 | 規格を間違えると動作しない | マザーボードの対応規格を事前に確認する。BTOゲーミングPCなら専門スタッフが適切な構成で組み上げてくれる |
| デメリット3 | DDR5は価格が高め | コスト重視の場合はDDR4でも十分。長く使いたい場合はDDR5が将来性の面で有利 |
ドスパラのゲーミングPCでメモリをカスタマイズする方法
BTOならメモリ容量を購入前に自分で設定できる
ドスパラが展開するゲーミングPCブランド「GALLERIA(ガレリア)」は、BTO(Build To Order)方式を採用した国内生産の受注生産PCです。
カスタマイズとは、メモリやストレージなど、ゲーミングPCの構成(スペック)を自由に変更することです。たとえば、ゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」は、国内生産・受注生産のBTOパソコンで、お客様が構成を自由に選び、注文が確定したあとに製造を始めます。自分だけのゲーミングPCが手に入る点が、カスタマイズ最大のメリットです。
ゲーミングPCは受注生産のため、「カスタマイズ」によりメモリの容量アップが可能です。まずは欲しいパソコンを選んで、後からメモリ容量を調整すると、予算に合わせて考えやすいでしょう。
カスタマイズのメリット:安心・安全・すぐ使える
BTOパソコンはカスタマイズにより、性能アップはもちろん、お客様の「やりたいこと」に合った最適な1台に仕上げることができます。カスタマイズ後は専門スタッフが組み立てと動作確認を行うので、届いたその日から使えます。
自分でメモリを購入して増設する場合は、相性問題や取り付けミスのリスクがありますが、ドスパラのBTOカスタマイズであれば、購入前に専門スタッフが最適な構成で組み上げてくれるため安心です。
ドスパラのカスタマイズ対応項目(一部)
- メモリ容量の変更(16GB → 32GB など)
- メモリ規格の選択(DDR4 / DDR5)
- ストレージ容量・種類の変更
- CPUクーラー(空冷・水冷)の変更
- 電源容量のアップグレード
- 延長保証・物損保証の追加
現在、ドスパラのBTOパソコンでは、20種類以上のカスタマイズ項目を選択できます(2025年7月時点)。自作PCにはない手厚い保証を受けながら、既製品のPCでは難しい構成を選べるBTOパソコンは、「安心」と「自由」を兼ね備えた”いいとこ取り”のパソコンとも言えます。
メモリ増設・アップグレードサービスも利用可能
パソコンパーツ(部品)の交換・増設によって処理速度を向上や保存容量を拡張など、パソコンの性能を向上させるサービスがあります。ゲーミングPC「GALLERIA」や超性能PC「raytrek」など、専門的で高性能なBTOパソコンを得意とするドスパラならではのアップグレードを提供しています。
すでにゲーミングPCを持っている方でも、ドスパラのアップグレードサービスを活用することで、メモリを増設してパフォーマンスを向上させることができます。
ゲーミングPCのメモリに関するよくある質問(FAQ)
Q1. ゲーミングPCのメモリは16GBと32GBのどちらがいいですか?
プレイするゲームの内容によって異なります。FPSやオンラインゲームが中心であれば16GBで多くの場面に対応できます。 最新RPGは「オープンワールド」のようなデータ処理の大きいものが流行しており、メーカーが32GBを推奨するゲームタイトルも増えてきました。 予算に余裕があれば32GBを選ぶと将来のゲームにも対応しやすくなります。
Q2. DDR4とDDR5、ゲームプレイでの体感差はありますか?
データ転送速度や帯域幅は「DDR5」が優れていますが、ゲームプレイにおいてはそこまで差が感じられないのが現状です。コストを抑えたいなら旧規格の「DDR4」、PCをアップグレードしながら長く使いたい方は最新の「DDR5」がおすすめです。
Q3. メモリを後から増設することはできますか?
多くのデスクトップ型ゲーミングPCでは、後からメモリを増設することが可能です。 特にデスクトップパソコンであれば増設の自由度が高く、後から対応しやすいというメリットがあります。 ただし、マザーボードの空きスロット数や対応規格を事前に確認しておくことが必要です。
Q4. デュアルチャネルって必ず設定しなければいけませんか?
必須ではありませんが、同一仕様のメモリを2枚使うことで性能を向上させることができます。 同一規格かつ同じ容量のメモリを2枚配置することを「デュアルチャネル」と呼び、メモリの性能を高めることができます。 コストパフォーマンスの面でも、2枚セット構成はおすすめです。
Q5. ノートPC用と デスクトップPC用のメモリは違いますか?
メモリの形状にも、主にデスクトップPCで使用されるDIMMと、ノートPCで使用されるS.O.DIMMの2種類があります。購入前には、メモリの規格と同様に形状の確認も必要です。 BTOゲーミングPCを購入する場合は、専門スタッフが適切なメモリを選択して組み込むため、個人で規格を間違える心配がありません。
Q6. 「メモリが多いほどゲームが速くなる」は本当ですか?
一概には言えません。 ゲーミングPCの場合は、ビデオカードがもっとも重要であり、予算内での比重も当然高く考えるべきです。ゲーミングPCの場合は、まずは16GBの搭載を前提とし、ビデオカードを中心に予算を割り振りながら、全体のバランスを整えていくのがベターな予算配分となります。
まとめ:自分に合ったメモリを選んで快適なゲーミング環境を整えよう
ゲーミングPCにおけるメモリ選びのポイントを以下にまとめます。
- 16GB:FPS・オンラインゲームがメインの方の標準的な選択肢
- 32GB:高画質設定でのRPGや、ゲーム配信・動画編集も楽しみたい方に
- 64GB:VTuber活動や本格的なクリエイティブ作業をする方向け
- 規格選び:コスト重視はDDR4、将来性重視はDDR5。必ずマザーボードの対応規格を確認
- 構成:デュアルチャネル(2枚セット)にすることで転送速度を向上できる
ゲーミングPCを新しく購入するなら、メモリをあとから悩むより、購入時にカスタマイズで最適な容量に設定しておくのが効率的です。ドスパラの「GALLERIA」シリーズは、メモリ容量やストレージなどを購入前に細かくカスタマイズでき、専門スタッフが組み立て・動作確認まで行ってくれるため、初めての方でも安心して選ぶことができます。
ぜひ、自分のプレイスタイルや予算に合ったゲーミングPCを見つけてください。
ドスパラ公式サイトでゲーミングPCをチェックする
メモリのカスタマイズやゲーム推奨モデルの確認は、ドスパラ公式サイトから行えます。24時間365日の電話サポートも完備しているため、選び方で迷ったときも安心です。




