仕事帰りに寄ったドラッグストアで、ED治療薬が売っていないか棚を見て回ったものの、並んでいるのは精力剤やサプリばかりで、どれがED治療薬なのかわからない。そんなふうに迷っていませんか。
結論から言うと、ドラッグストアで買えるED治療薬は、2026年7月に発売されたエスエス製薬の「シアリス」(タダラフィル10mg)だけです。棚に並ぶ精力剤やサプリはED治療薬ではありません。市販シアリスは要指導医薬品のため、薬剤師がいる取り扱い店舗で、チェックシートと薬剤師の確認を経て購入します。この記事を読めば、どのドラッグストアでどう買えばいいのか、精力剤とどう違うのかがはっきりします。
この記事でわかること
- ドラッグストアで買えるED治療薬
- 取り扱いのあるドラッグストアの探し方
- ドラッグストアでの買い方と購入条件
- 精力剤・サプリとED治療薬の違い
- ドラッグストアで買えない薬・買えない人
- ドラッグストアとオンライン診療の比較
ドラッグストアで買えるED治療薬は市販シアリスだけ
2026年10月時点で、ドラッグストアで買えるED治療薬はエスエス製薬の「シアリス」1種類だけです。
市販シアリスは、2026年5月20日に厚生労働省が承認した、PDE5阻害薬のED治療薬として日本初のスイッチOTC(要指導医薬品)です。有効成分はタダラフィル10mgで、1箱4錠、希望小売価格は税込5,808円(1錠あたり約1,452円)です。エスエス製薬の公式FAQでは、処方薬のシアリス10mgと有効成分・量が同じで、効果も同じと説明されています。
一方、バイアグラ(シルデナフィル)、シアリス5mg・20mg、タダラフィルのジェネリックなどは市販されておらず、医療機関の処方が必要です。ドラッグストアで「ED治療薬」を探すなら、市販シアリスの一択と考えてかまいません。
市販シアリスを扱うドラッグストアは販売店検索で探す
市販シアリスは薬剤師がいる店舗でしか販売できないため、同じチェーンでも取り扱いのない店舗があります。
2026年7月31日の先行発売では、イオン、ツルハ、ウエルシアの各グループの薬剤師在籍店舗で販売が始まりました(一部取り扱いのない店舗あり)。8月31日からは全国の対象店舗に広がっています。
近くで買える店舗は、次の手順で探すのが確実です。
- エスエス製薬の販売店検索、または公式LINEで取り扱い店舗を探す
- 候補の店舗に電話し、在庫と薬剤師がいる時間帯を確認する
- 事前にチェックシートに回答してから来店する
薬剤師が不在の時間帯は購入できません。調剤薬局を併設しているドラッグストアでも、薬剤師の勤務時間は店舗ごとに異なるため、夜間や休日に行く場合は特に確認しておきましょう。

ドラッグストアでの買い方と購入条件
市販シアリスは、チェックシートの回答を薬剤師に見せ、対面で服薬指導を受けたうえで、購入できると判断された場合に買えます。
- エスエス製薬のブランドサイトまたは公式LINEで、専用チェックシート(LINE版・Web版・印刷版)に回答する
- 店頭で薬剤師に回答結果を見せ、服用できるか確認してもらう
- 飲み方や注意点などの服薬指導を最後まで受ける
- 薬剤師が服用できると判断したら購入する
購入の条件は次のとおりです(エスエス製薬のニュースリリース・公式FAQより)。
- 18歳以上の成人男性本人のみ。女性は服用できない
- 年齢確認のため身分証の提示を求められることがある
- 1回の購入は1箱(4錠)まで
- 第三者への譲渡・転売は控える
店頭で薬剤師と話すのが気まずいと感じる人もいるかもしれませんが、確認されるのは主に健康状態や飲んでいる薬についてです。チェックシートを事前に済ませておけば、やりとりは短くなります。

精力剤・サプリはED治療薬ではない
ドラッグストアに並ぶ精力剤や男性向けサプリメントは、ED治療薬ではありません。
ED治療薬は、勃起不全(ED)に対する効能・効果を国が承認した医薬品です。一方、精力剤と呼ばれる商品の多くは、滋養強壮などを目的とした医薬品・指定医薬部外品や、健康食品・サプリメントで、EDの治療薬として承認されたものではありません。エスエス製薬も、市販シアリスは「いわゆる精力剤や性欲増進を目的とした製品ではない」と説明しています。
| 項目 | 市販シアリス | 精力剤・サプリなど |
|---|---|---|
| ED治療薬としての承認 | あり(要指導医薬品) | なし |
| 売り場 | 薬剤師のいるカウンターで対応 | 一般の棚に並ぶものが多い |
| 購入時の確認 | チェックシートと薬剤師の服薬指導 | 商品による |
| 買える人 | 18歳以上の成人男性本人のみ | 商品による |
| 作用 | 性的刺激があるときに勃起を助ける | ED治療薬としての作用は認められていない |
市販シアリスも、性欲を高めたり、EDそのものを治したりする薬ではありません。服用したときに勃起しやすく、維持しやすくする薬で、飲み続ければ薬なしで勃起できるようになるわけではないと公式FAQで説明されています。
ドラッグストアで買えない薬と、買えないことがある人
市販シアリス以外のED治療薬はドラッグストアでは買えず、体の状態によっては市販シアリスも購入できないことがあります。
ドラッグストアで買えないのは、バイアグラ(シルデナフィル)、シアリス5mg・20mg、タダラフィルのジェネリック、そのほかのED治療薬です。これらは対面やオンラインの診療で医師の処方を受ける必要があります。
また、公式FAQでは次のような人は相談が必要とされています。
- 65歳以上の人
- 医師の治療を受けている人、処方薬を飲んでいる人
- 心臓や血管の障害が疑われる人、軽い運動で息苦しくなる人
- ほかのED治療を受けている人
- 持続勃起症や陰茎の変形がある人
- 薬でアレルギーを起こしたことがある人
特に、硝酸剤(ニトログリセリン、ニコランジルなど)を使っている人は、市販シアリスを使えません。リオシグアト、ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシンも一緒に使えない薬です。心臓病の人は医師に相談してください。チェックシートや薬剤師の判断で購入できなかった場合は、医療機関で相談しましょう。

ドラッグストアとオンライン診療、どちらを選ぶか
すぐ手に入れたいならドラッグストア、費用や用量の選択肢を重視するならオンライン診療が向いています。
| 項目 | ドラッグストア(市販シアリス) | オンライン診療 |
|---|---|---|
| 手に入る薬 | シアリス10mgのみ | シアリス・バイアグラのジェネリック、5mg・20mgなど |
| 1錠あたりの目安 | 約1,452円 | タダラフィル10mgで約600〜1,200円 |
| 必要な手続き | チェックシートと薬剤師の確認 | 医師の診察 |
| 受け取り | その場で受け取れる | 自宅などに配送 |
| 保険 | 市販薬のため対象外 | 自由診療(保険適用外) |
(オンライン診療の価格は2026年10月時点・各公式サイトより。診察料・送料が別にかかる場合があります。最新の料金は公式サイトで確認してください)
オンライン診療で処方される海外製のジェネリックは国内未承認薬で、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。国内製のジェネリック(国内承認品)を選べるクリニックもあります。医師の判断で処方できない場合もあるため、どちらが合うかは目的と体の状態で考えましょう。

よくある質問(FAQ)
マツモトキヨシやスギ薬局でも買えますか?
取り扱いは店舗ごとに異なるため、チェーン名だけでは判断できません。エスエス製薬の販売店検索で近くの店舗を探し、在庫と薬剤師の在籍時間を電話で確認してから行くのが確実です。薬剤師がいない店舗や時間帯では購入できません。
ドラッグストアで買った市販シアリスの飲み方は?
1回1錠を、性行為の約1時間前に水かぬるま湯で飲みます。食事の前後は問いません。効き始めは約30分後が目安で、効果は最大36時間です。1日1錠まで、服用間隔は24時間以上あけ、割ったり噛んだりせずに飲みます。お酒は適度な量にとどめ、グレープフルーツジュースは控えましょう。
副作用が出たらどうすればいいですか?
主な副作用は頭痛(約11%)、顔のほてり・潮紅(約5%)、ほてり(約3.5%)、消化不良・胃の不快感(約2%)などです。勃起が4時間以上続く、急に視力が落ちたといった場合は、直ちに医療機関を受診してください。服用後に膨満感がある場合も、胃薬を飲まずに受診するよう案内されています。
市販シアリスが効かないときは?
公式FAQでは、累積の成功率は4〜8回ほどで頭打ちになるとされ、この回数を目安に十分な効果がなければ薬剤師や医師に相談するよう案内されています。10mgで足りない場合、20mgなどの用量は医師の処方で検討することになります。
まとめ:ドラッグストアのED治療薬は市販シアリスだけ。精力剤とは別物
ドラッグストアで買えるED治療薬は市販シアリスだけで、精力剤やサプリはED治療薬ではありません。
- 市販シアリスはタダラフィル10mg・4錠で税込5,808円
- 薬剤師のいる取り扱い店舗でのみ購入でき、チェーンでも扱いのない店舗がある
- 販売店検索で店舗を探し、在庫と薬剤師の在籍時間を確認してから行く
- チェックシートと薬剤師の確認が必要。18歳以上の男性本人のみ、1回1箱まで
- 硝酸剤を使っている人は服用できない。心臓病の人は医師に相談
- 費用や用量の選択肢を重視するならオンライン診療も比べる
まずはチェックシートに回答し、販売店検索で近くの取り扱い店舗を探してみてください。店頭で買うのに抵抗がある場合はAmazonでも購入でき、より安いジェネリックやほかの用量を検討したい場合はオンライン診療で医師に相談する方法もあります。医師の診察の結果、処方できない場合もあります。